7/19 1年生 1学期最後の「くらしのたしかめ」

1年生  1学期を振り返って -過程を見つめる子供たちと-

 1学期最後の「くらしのたしかめ」の時間。「チャレンジっ子」として、みんなフルパワーでがんばったことを話し合いました。

 子供たちは、きらきら目を輝かせて、自分のがんばりを次々と発表しました。50m走を全力で走り切ったこと。計算カードのタイムを速くしようと取り組んだこと。「おむすびころりん」の音読をうまくできるように練習したことなど。

 Sさんも「プールにもぐれなかったけれど、もぐれるようになってきた」と言いました。ところが、「そんなの簡単だよ」という意見が出てきました。それを聞いたAさんは、「私のお兄ちゃんも、Sさんと同じでこわがっていたよ。でもね、もぐってみたい気持ちはあったんだよ」と、Sさんに寄り添うように話してきました。さらに、Rさんが「Sさんは、プール、苦手だったんだよね。でも、あきらめずにがんばったから、すごいと思った。Sさんは、50m走の時もあきらめずに走っていたよ」と話してきました。

 Rさんは、Sさんの事実をつなげ、成長を捉えようとしていたのです。そして、大きな変化のある結果のみに目を向けるのではなく、苦手なことにチャレンジし、克服しようとする心の有り様に価値を見出していたのです。その後も、交流を楽しむ教室は、柔らかな雰囲気に包まれていきました。